Last Updated 2004/04/05
DSync

DSync

ファイル同期
Ver1.73 for Windows95/98/NT4.0/2000/Me/XP
2004/03/18

指定フォルダのファイルを検索して,タイムスタンプよりファイルの新旧を色分けする





更新したいファイルを選択して更新可能





拡張子での設定や,同一とみなす時差を設定可能

FAT と NTFS でのファイルのコピーは2秒ほどのタイムスタンプに差がでることがある.
その差を同一とみなすには「3秒」と設定する.
1秒でも違えば同一とみなさない(更新ファイル)のであれば「0秒」と設定する.





基本ファイル,対照ファイルを引数に外部ツール起動可能





起動オプションにより自動同期,終了が可能
DSync.exe TEST.DSY /rTEST.DSY ファイルを読み込み自動同期
DSync.exe TEST.DSY /r /xTEST.DSY ファイルを読み込み自動同期後終了



複数条件を一括実行




DSync(以下本ソフト)は2つのフォルダの同期をとる為のソフトです.
特徴は,
    複数条件一括実行可能
    ファイル一覧を表示して同期させたいファイルのみ処理できる
    サブフォルダの中まで調査
    指定の拡張子だけ同期可能
    同期をとりながらどのファイルが更新されたかを表示
    同じ日付な場合は表示させないようにできる
    同期フォルダ設定を保存読込
    ファイルのプロパティ表示
    コマンドラインパラメータにより自動実行が可能
    新旧ファイルの色分け
    同一とみなすファイルの時差を設定可能
    空フォルダを同期に含めるオプション
    ゴミ箱フォルダを同期に含めるオプション
    ファイル削除はゴミ箱指定可能
などです.


サーバーとクライアントまたは2台のPC,または同じPCでバックアップ用のフォル
ダなど,同じ構成のフォルダないしファイルが存在する事はよくあります.
片方でしかファイルを更新しないのであれば全コピーでも問題ないでしょう.
(その場合にも本ソフトは威力を発揮しますが)
しかし,双方でファイルが更新されている場合にはフォルダからフォルダへのコピーで
は対応できません.それぞれのファイルの日付を見て更新させていく必要があります.
面倒ですね?
お互いのフォルダの中の新しいファイルを相手側にコピー出来れば楽が出来ます.
そこで,本ソフトの登場です.
(同じ日付のファイルはコピーする意味がないのでコピーしません)

1.インストール

    インストールソフトは付属しておりません.(必要ありません)
    適当なフォルダに入れて下さい.

2.アンインストール

    本ソフトを終了させ,実行ファイル(DSync.exe)を削除して下さい.
    また同期条件をファイル保存している場合には *.DSY ファイルも適宜削除して下さ
    い.
    レジストリの HKEY_CURRENT_USER\Software\DSS\DSync 以下のキーを削除してくだ
    さい.特に削除する必要はありません.
    (レジストリの操作は慎重に行ってください.最悪の場合 Windows が起動しなくな
    る恐れがあります)

3.コマンドラインパラメータ

    DSync 起動時パラメータを与える事が出来ます.
    パラメータを与える事により多数の条件ファイルを作成しておき,バッチファイル
    などにより一気に同期実行できます.

    DSync.exe [filename [/r] [/x]]
    filename   条件ファイルを指定します.起動時条件ファイルを読込ます.
    /r         同期実行します.(リスト作成ではありません)
    /x         同期実行後終了します.

    filaneme が指定されていないと /r /x パラメータは無効となります.
    /r パラメータが指定されていないと /x パラメータは無効となります.

    × DSync /r
    × DSync /x
    × DSync /r /x
    × DSync TEST.DSY /x
    ○ DSync TEST.DSY
    ○ DSync TEST.DSY /r
    ○ DSync TEST.DSY /r /x

    /r /x パラメータを指定しても,基本フォルダ・対照フォルダが存在しない場合に
    は確認のダイアログが表示されます.
    /x 同期中にキャンセルで中断しても終了します.

4.同期

    同期処理とは,新しいファイルが存在するフォルダから古いファイルが存在すフォ
    ルダにコピーします.
    基本が新しければ対照にコピー,対照が新しければ基本にコピーします.

    --------------------------------------------------------------------------
    Ver1.30 から「完全同期」のモードが加わりました.
    完全同期とは,基本フォルダに存在しなくて対照フォルダにのみ存在するファイル
    を削除します.

    基本フォルダ   C:\A              対照フォルダ  C:\B
                       1                               1
                       2
                       3                               3
                                                       4
    完全同期のモードですと,C:\A\2 は削除されません(基本フォルダに存在する)
    が,C:\B\4 は削除されます.(対照フォルダにしか存在しない)

    **** 完全同期モードの結果 ****
    基本フォルダ   C:\A              対照フォルダ  C:\B
                       1                               1
                       2                               2
                       3                               3


    完全同期でない場合は,C:\A\2 が C:\B\2 として,C:\B\4 が C:\A\4 としてコ
    ピーされます.

    **** 通常同期モードの結果 ****
    基本フォルダ   C:\A              対照フォルダ  C:\B
                       1                               1
                       2                               2
                       3                               3
                       4                               4


    --------------------------------------------------------------------------
    Ver1.62 から空フォルダも同期対象とします.
    基本で削除したフォルダを対照でも削除可能となります(完全同期モード)
    完全同期モードでない場合は空フォルダを作成します.
    あるアプリケーションの都合上フォルダは存在しなければならないが,そのフォルダ
    にファイルが存在しない場合などに効果があります.
    空フォルダに限定したのは,空でないフォルダはそこで同期対照に含まれるからです.
    同期の結果空になってしまったフォルダの削除には対応していません.もう一度同期
    を実行して空フォルダを削除してください.
    また,空フォルダのみ同期対象としているため階層の深い空フォルダを一気に作成す
    ることはできません.
    階層の深い空フォルダの削除や作成は今後対応します.

    --------------------------------------------------------------------------
    Ver1.63 からゴミ箱フォルダを同期に含めないオプションを追加しました.
    C:\ と D:\ を同期させる場合,ルートディレクトリにゴミ箱フォルダが存在します.
    また,SUBST などであるフォルダをドライブとして割り当てるとそのフォルダにもゴ
    ミ箱が作成されます.
    それを同期に含めるか含めないかをオプション指定できます.
    ゴミ箱フォルダの判断は
      名前が "Recycler" または "Recycled"
      フォルダ属性が "システム属性" かつ "非表示属性"
     のものをゴミ箱と判断します.
     ゴミ箱ではなくても,システム属性かつ非表示属性の "Recycler" というフォルダ
     はゴミ箱と判断されます.


5.画面

    画面項目に表示される記号の意味は以下の通りです.
        >       基本が新しい
        <       対照が新しい
        >>      基本にしかファイルが存在しない
        <<      対照にしかファイルが存在しない
        =       同じ日付
        >=      基本が新しいが,対照にコピー済み
        <=      対照が新しいが,基本にコピー済み
        ?       コピーを実行したがなんらかの原因でコピーが失敗
        X       削除予定
        X=      削除済み

    その他の項目は特に説明はいらないと思います.

6.メニュー

    ファイル(F)
        条件読込(O) CTRL+O
            基本フォルダ,対照フォルダ,検索オプション(オプションダイアログの検索
            ページ)の設定をファイルから読込ます.
            保存した設定を読み込む事で同じ設定に復元します.

        条件保存(S) CTRL+S
            基本フォルダ,対照フォルダ,検索オプション(オプションダイアログの検索
            ページ)の設定をファイルに保存します.
            保存した設定を読み込む事で同じ設定に復元します.

        基本フォルダ変更(A) ALT+A
            基本となるフォルダを変更します.

        対照フォルダ変更(B) ALT+B
            対照となるフォルダを変更します.

        基本対照の入替(C) ALT+C
            基本フォルダ,対照フォルダを入れ替えます.
            (設定が入れ替わるだけで再検査しません.適宜行って下さい)

        アプリケーションの終了(X) ALT+F4
            本ソフトを終了します.

    同期(S)
        実行(R) SHIFT+F5
            基本フォルダを検査しながら同期処理を行います.

        リスト作成(L) F5
            同期処理を行わずに個々のファイルの状態を表示します.

        選択ファイル更新(X)
            リスト作成から表示されたファイルを選択し,選択されたファイルのみ同期処
            理を行います.

        オプション(O) ALT+F7
            オプションダイアログを表示します.

    表示(V)
        ステータスバー(S)
            ステータスバーの表示を切り替えます.

        プロパティ(R)
            選択されたファイルが1つの場合のみファイルのプロパティを表示します.

    ツール(T)
        基本ファイルを探す(&K)
            基本ファイルが存在するフォルダを開きます.

        対照ファイルを探す(&K)
            対照ファイルが存在するフォルダを開きます.

        外部ツール名称
            オプションダイアログ(環境・外部ツール)にて設定した実行ファイルを実
            行します.

    ヘルプ(H)
        結果の意味(K)
            結果記号の意味を表示します.

        DSyncのバージョン情報(A)
            バージョンを表示します.

7.ポップアップメニュー

    ファイルを選択して右クリックすることによりポップアップメニューが表示されま
    す.

    更新(X)
        リスト作成から表示されたファイルを選択し,選択されたファイルのみ同期処
        理を行います.

    プロパティ(R)
        選択されたファイルが1つの場合のみファイルのプロパティを表示します.

    ツール
        オプションダイアログにて設定した実行ファイルを実行します.

    キャンセル(C)
        ポップアップメニューを中止します.

8.著作権・配布条件

    本ソフトはフリーソフトウェアです.転載,配布は自由ですが,事後で構いません
    のでご連絡下さい.また,商用目的での使用の際には事前にご連絡下さい.
    本ソフトの著作権は DSS が保有します.

9.免責

    本ソフトを使用する事により,ファイル破損,データ破壊などの一切の障害につい
    て何ら責任を負わないものとします.

10.バグなど

    バグおよび要望などは DSS までご連絡下さい.DSS の主義主張に反しない限り対応
    したいと思います.(義務ではありません)

11.連絡先


12.その他

    フリーソフトではありますが,使用するにあたってメールを頂けると幸いです.前
    向きなメールが今後のバージョンアップにつながります.(^^)

13.今後の予定

    DSync Ver1.** はこれで終了とします.
    次は GUI を変更した形でリリースします.複数条件に対応したこと,条件設定を前
    面に出したことにより基本設計のまずさが露呈しました.その部分を変更した上で新
    しい DSync Ver2.** をリリースする予定です.
    皆さんの応援によりリリース時期は左右されることでしょう(^^;

    起動時レジストリではなく,最後に実行したファイルを覚えておく
    上書保存
    同期名称リストビュー項目
    個別同期中ファイル名表示
    個別同期実行ファイルリストビュー表示
    フォルダ名,ファイル名などのコピーメニュー追加
    更新パターンメニュー(新しいファイルだけ更新などをメニュー化)
    ログ機能(フルパス相対パス指定,ファイル新規追記指定)(HTML 出力)
    基本対照ファイル数フォルダ数新旧数ステータス表示
    外部ツール起動数増加 外部ツール起動引数指定
    パスエディットウィンドウサイズ追従
    指定日付以前・以降の同期
    指定項目内ソート(日付ソートと結果ソートの組合せ)
    時差カラム追加
    階層の深い空フォルダの作成削除
    フォルダ構成のみ検索
    ヘルプファイル.(優先度最小)

14.履歴

    Ver1.73     2004/03/19
          ・複数条件対応
          ・強制同期追加
              日付がどのような状態でも強制的に基本から対照へ,対照から基本へコピー
              します.
          ・基本ファイル,対象ファイルをエクスプローラーで開くメニュー追加
          ・拡張子設定をメイン画面に追加(オプションダイアログと同等)
          ・内部データ構造変更
          ・各オプションの設定状況をツールバーに表示
          ・削除はゴミ箱に移動対応(オプション)
          ・ゴミ箱フォルダ検索なし対応(オプション)
          ・空フォルダ対応(オプション)
            ファイルだけでなく空フォルダも操作の対象とする.
            (空でないフォルダはファイルかフォルダが存在するのでそこで同期が実行
            される)
            完全同期モードで対照にしかないフォルダは削除する.
            完全同期モードでない場合フォルダを作成する.
          ・進捗表示変更
            基本フォルダ検索  25%
            対照フォルダ検索  50%
            基本フォルダ同期  75%
            対照フォルダ同期 100%
            検索中のパス表示

    Ver1.60     2003/11/26
          ・MRU ファイル対応
          ・条件ファイルドロップ対応
          ・時差対応(NTFS 対応)
          ・拡張子判断のバグ修正
          ・拡張子を含むと含まないを両方設定してある場合は拡張子を含むのみ有効
            とする
          ・色分け
          ・同期実行前確認ダイアログ追加
            それに伴い確認ダイアログ表示オプション追加
          ・ツールバー追加
          ・外部ツール起動追加
            「同期(S)-オプション(O)」の「環境タブ」に外部ツール設定追加
            名称とパスの2つを入力することにより外部ツールの起動が可能
          ・指定の拡張子のみ同期しないオプションを指定しても,再起動後同期リス
            トに含まれてしまうバグフィックス.
          ・「ファイル(F)-条件保存(S)」「ファイル(F)-条件読込(O)」のメニュー位
            置変更.

    Ver1.33 -> Ver1.50
    2000/10/05
        ・基本または同期にファイルがない場合,同期ファイルが不正にコピーされる
          バグフィックス.
        ・コマンドラインパラメータ追加.
        ・結果記号の意味を表示するダイアログ追加.

    Ver1.32 -> Ver1.33
    2000/09/26
        ・基本または同期にファイルがない場合,同期ファイルが不正にコピーされる
          バグフィックス.
    2000/09/22
        ・多数のファイルを表示するとリソースリークするバグフィックス.

    Ver1.31 -> Ver1.32
    2000/09/13
        ・基本フォルダが対照フォルダよりも短いパスの場合不正にコピーされるバグ
          フィックス.
        ・リストボタン,実行ボタンを追加.
        ・指定の拡張子のみ同期しないオプション追加.

    Ver1.30 -> Ver1.31(未公開)
    2000/07/10
        ・基本,対照フォルダをテキストボックスに変更.
        ・無効なフォルダを指定された時の対処.

    Ver1.25 -> Ver1.30
    2000/06/22
        ・フォルダダイアログの1回目の表示だけ初期フォルダを示さないバグフィッ
          クス
        ・完全同期モード追加

    Ver1.21 -> Ver1.25
    2000/06/16
        ・タイムスタンプのバグフィックス(ファイルが存在しない場合の新旧)
        ・指定の拡張子のみ同期するオプション追加

    Ver1.20 -> Ver1.21
        ・同期出来ない(コピーしない)場合があったのでバグフィックス

    Ver1.00 -> Ver1.20
        ・対照元サーチも追加
        ・同期出来ない(コピーしない)場合があったのでバグフィックス
        ・進行ダイアログ表示
        ・ダブルクリック処理追加

    Ver1.00     公開(2000/01/27)
2004/03/24


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