.net概要
2002/11/12
以下の内容は許可を得て ど っ と ね っ と ふ ぁ ん
から転載したものである.
オリジナルは こちら
Microsoftはマーケティング上.NETというネーミングを乱発しているが・・・
.NETの本質は開発環境の「改革」
.NET Frameworkという開発環境を提供
.NET Frameworkは従来の開発環境(COMをベースにしたもの)の延長線上にはない
COMとの相互接続性はあるが、基本的な部分で全く異なる
オブジェクト指向をより強くとりいれている
OSの上にランタイムを乗せることで動作する
ウィンドウの作成、図形描画、Web対応、ネットワーク対応などに利用できるクラスが標準で提供される
.NET Server以降、OSに標準で搭載される
┌───────────┐
│ 開発言語 │
└───────────┘
┌───────────┐
│.NET Framework │
│┌─────────┐│
││ 標準クラス群 ││
│└─────────┘│
│┌─────────┐│
││ ランタイム(CLR) ││
│└─────────┘│
└───────────┘
┌───────────┐
│ Windows │
└───────────┘
さまざまな形態のアプリケーションの構築
Windowsアプリケーション
Webアプリケーション
Webサービス
コンソールアプリケーション
Windowsサービス
多言語での開発
VB.NET、C#、マネージドC++、J#、その他
コンパイルすることでどの言語からも同じ中間言語を生成する
十分な処理速度
実行時に中間言語から機械語を生成
強固なセキュリティ
実行時にメモリの不正使用やセキュリティ違反をチェック
簡便なインストール
レジストリを使用しないため、コピーするだけで実行可
どちらかが優位ということはない
Webアプリケーション全盛
.NETでもJavaでも同じものを構築可
.NETにしてもJavaにしても習得するための期間は同じ
Windows以外のOSの場合はJavaを使うしかない
しかし、、、
ブラウザはデータの閲覧のために発展したものであり、データの入力が主となる業務アプリケーションのユーザインタフェースとしては不適切
高機能になっているクライアントマシンのリソースはほとんど利用されていない
.NETが優位に?
Windowsアプリケーションから入力、データはサーバで管理といったC/S方式に戻るのではないか
Windowsアプリケーションとしての動作は.NETで作成したもののほうが速い
クライアントマシンのリソースを利用するプログラムは.NETのほうが作成しやすい
コピーするだけでインストールが終了するのでTCOはそれほどかからない(Javaでも可能)
ネット上にあるアプリケーションをダウンロードしながら利用することも可能(Javaでも可能)
Webサービスの採用でインターネットを介してデータをやり取りことも簡単になる(Javaでも可能)
Windows上でのアプリケーション開発はすべて.NET Framework上で行われるようになる。
デバイスドライバのようなハードウェアを直接操作する必要があるプログラム以外のすべてが対象
デバイスドライバはC++で機械語の実行ファイルを作成
各種サーバ製品も.NETに対応する
SQLサーバはC#でストアドプロシージャーを記述できるように
.NET環境に対応することは避けられない
ただし、.NETだけしかサポートされなくなるのはもう少し先の話になると思われる
アップグレードを考えるなら
VB6.0からのアップグレードウィザードを利用して95%はVB.NETに変換される
(http://www.microsoft.com/japan/msdn/net/vbtransitionguide/)
業務ロジックは画面に埋め込まず、切り出してCOMにするべき
COMなら.NETから利用することができる
ただし、連携のための処理が間にはいるため処理効率は悪くなる
ただちに.NETに取り組むなら
実システムを構築/運用できる安定性は十分
開発者の習熟時間が問題(.NET Frameworkの理解)
まずはオブジェクト指向の考え方に慣れる
標準のクラスを利用するために<継承>を利用する
Javaでの設計/開発の経験は.NETでも生かせる
| 前後のTips
.net概要
| |