随分前の話になってしまいます．２００６年の６月ごろの話です．
これはすげぇ話だってことで書こう書こうと思ってそのまま．．．．．

ＪＲ西日本の話です．
でもこれは脱線事故と違ってＪＲは悪くないんじゃ？って話です．

なんでも中砂という人が半年ぐらいの間に遅刻を４回したみたいですね．３回目で親を呼
び出して指導したみたいです．そして４回目の遅刻で上司から「会社を辞めてはどうか？」
という提案の後「頑張る」と言いながら自殺したみたいですね．
それに対し両親は３年経った時に「ＪＲ西は遅刻を絶対に許されないものと厳しく指導し
ており、退職という重い精神的圧力をかけていた」「親を呼び出してまで指導するのは、
普通の会社では考えられない。会社の対応がおかしい」「なぜ死ななければいけなかった
のか調べ直してほしい」と語っているらしい．

まさにこの親にこの子あり．．．．というか．．．．．

まず，遅刻が悪いことだってのは分かっているんでしょうかね？
中砂という人がどんな業務についていたかは知らないですが，もし列車の運行に関わる仕
事してたとすればそりゃ遅刻は厳禁でしょう．研究開発やデザインを手がけるサラリーマ
ンの遅刻とはちとわけが違う．（そういう人は遅刻していいって言ってるんじゃないです
よ？）
電車を運行する人が遅刻してちゃんと電車を運行出来なかったらその両親は「遅刻ぐらい
するし，その遅刻を責めたら自殺するかもしれないから文句は言っちゃダメだ」とでも言
うんですかね？
（いや遅刻した人間がいるぐらいで運行出来ない会社の体制ってのは問題あるわけですが，
それが論点ではないです）
脱線事故を起こして日勤教育（？）で問題視されていたＪＲ西日本に対して今なら金が取
れると思った両親が訴訟を起こしたと思われてもしょうがない様な気がする．

何度言っても遅刻が直らなければそれなりの道を考えなさいという助言なのに，それを
「精神的重圧」と言ってのける精神が素晴らしい．この親にこの子ありって感じ．
遅刻はよきにはからうから気にしなくていいよとでも言って欲しかったのでしょうか？

親を呼び出してまで．．．．って子供に何度言っても直らないんだから親の手を借りてで
もなんとか更正したいという表れなのに，普通の会社と違いダイヤがあり遅延は許されな
い会社なのに「普通の会社では考えられない」って発想はどうなんでしょうか？
それこそ「普通の親では考えられない」と言われてもしょうがない気がする．
やっぱり事故のどさくさに紛れて金取れると思っているとしか．．．．

なぜ死ななければなかったのかと言われてもそれはお宅の息子が選んだ道なので．．．．
死ぬ気で遅刻を直そうという気が無く，死んでしまえばいいと思ったのでしょう．
しかも飛び込み自殺なんてしたらどういう影響が一般市民や電鉄会社にあるかは分かって
いるはずなのに電車に飛び込んで自殺した．迷惑かけてやれという発想からそうしたんで
はないかと疑ってしまう．電車が好きで死ぬ時は電車で死にたいとでも思っていたのかな？
でもやっぱり脱線事故のどさくさでＪＲ西日本にいちゃもんつけてるとしか思えないです．

会社は学校とは違うでしょう．
遅刻は許されないという認識は当たり前だと思うんですが「絶対許されない」となると精
神的重圧になってしまうのでしょうか？
遅刻というものは他人の時間を奪って損害を与えているんですよ．それで文句とは．．．
遅刻ＯＫってな会社に就職させればよかったんですよ．
まぁそういう人間を雇ってしまった会社側にも問題はありますね．（同情しますが）

息子を亡くした両親には同情しますし，残念な結果と言えるでしょう．
でも遅刻して直らなくて自殺してしまったのは自身の息子なんですよね．それに対して文
句を言う親なのでその子供もそのレベルだというのを分かってないのかも．
世の中から見れば非常識な親でも自分自身は正常だと考えてるのが怖い気がする．だから
相手が言ってることが間違ってなくても追い詰められてると考えてしまうのかもしれない．