Last Updated 2007/11/05
エッセイ 2007
天下の松下の天下
作成 : 2007/11/05

松下の携帯用電池が大変なことになっているみたいですね.
その不具合が注意不足なのか未知のものだったのかは知らない.
起きてしまったことはある意味しょうがない.ちゃんとリカバーしてくれればいい.幸い人が死ぬような事はないみたいだし.
そう,あの暖房器具の事件みたいに.

暖房器具の時はちゃんとリカバーしていたんで,大変だなぁって思っていたんですが,ある社員の言葉を聴いて唖然としました.

「いいチャンスだ.松下だからこそこれだけのサポートが出来る.もし他の会社がこんな事件起こしたらここまでのサポートは出来ないはず.松下だからここまで出来た.松下の力を思い知らせるいいチャンスだ.他社には真似出来ない.さすが松下だと言われるはず.そしてそれが今後のチャンスになる」

そんな事を言っていました.
事の重大さがあまり分かっていない社員だったんでしょうかねぇ?
各駅でビラを配っていた社員がちょっとかわいそうでした.会社からの命令で本来の仕事ではないのに会社を思いちゃんとビラを配る社員たち.
でもその横では「これはチャンスだ」と言い切ってしまう.何時間も立ってビラ配っていた社員がこれを聞いたら何思うでしょうねぇ.

こんな発言を聞いてしまうと,電池の不具合も「あぁやっちまった.でもこれはチャンスだ」って笑っていそうな気がしてしまいます.
不具合なんて起きてもいい.起きた後が会社の力を見せるチャンスだという考えで製品作っていたらちょっと怖い.
あんな発言をする社員を出世させないまとな会社であることを望みたい.

人口多いから天才も多ければバカも多いってのは分かるんですけどね.
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