Last Updated 2021/08/30
エッセイ 携帯
電子ブックはやっぱり広まらない
作成 : 2021/08/30

電子ブックが注目されて久しいが,やっぱり一向に普及しない。広がらない。
義務ばかりあって権利が主張できない。

物理的スペースが獲得できるし,持ち運びも問題ない。暗闇で読める。(対応していれば)他機種で読める。
メリットってこれぐらいか。

デジタルデータだけに義務が多い。コピワンやダビテンを考えてしまう国民性だから読む環境が非常に制限される。
認証が必要だったり専用のアプリが必要だったり。
個人ではどうもできない大きな問題がある。

紙の本は買ってしまえばずっと読める。出版社が潰れようが在庫がなくなろうが市場に出回ってなくても読める。
でも電子ブックは,親元がいなくなれば読めなくなる。出版したところが潰れれば読めなくなる。アプリが提供されなくなれば読めなくなる。アプリをインストールした機器が壊れると読めなくなる。OSがアップデートされてアプリが切り捨てられると読めなくなる。

義務(認証や使うアプリ)が多くて大きくて,権利(買ったから読める)がないがしろにされる。

そりゃぁ普及しないでしょう。自身の都合ではなく,他人の都合で権利が消滅しちゃうんだから。
プロパンの車なんて買わないでしょう。管理人が辞めたら取り上げられる物件なんて買わないでしょう。


電子ブックのいい点としてこう書いてる。
「そして付箋やしおりなしにそのページにたどり着ける。技術万歳というところだ。」
マーカーをしてそこをすぐ参照できる。便利だ。
キーワードで検索もできる。便利だ。

ちゃんと使わせてくれるんなら便利なんですよ。
ただそれ以上にデメリットしかなくて。

コピワンやダビテンを考えてしまう国民性が上手い商売なんてできるわけがない。義務しか提供しない。
もったいない。
技術の無駄遣い。もったいない。
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